草月には立花、生花といった伝統的な生け方はありません。基本は自由花で、花器にもほとんど規制や制限はありません。
 しかし、他の流派のいけばなと同じように草月流いけばなにも基本の型というものがあります。草月では2つの基本型と8種類の応用型、計10種類の方があり、それぞれの型に盛花と投げ入れ、また、逆勝手などのバージョンがあります。
 それをひととおり学んだあとは、今度はテーマ別に、例えば、「直線」「曲線」「マッス(塊)」「縦長」「横長」「色彩」…などなど、いろいろないけばなに挑戦します。
 草月において型というものは、絶対的な規則ではなく、美しく活けるようになるためのコツや技術やセンスを養うためのもの。型にとらわれずに自由に活けるのが草月流です。

投稿者

Eternawell

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